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平成28年8月 岩手県岩泉町現地調査報告書

平成28年8月大雨災害に係るTEC-FORCE随行報告

【(一社)東北測量設計協会 災害協定に基づくTEC-FORCE随行】
〇期間:平成28年9月4日、9月5日
〇場所:岩手県岩泉町有芸、岩手県岩泉町浅内

〇概要
 平成28年8月30日、気象庁が統計を開始して以来初めて東北地方太平洋側から上陸した台風10号の影響により、岩手県ではでは1時間に80ミリの猛烈な雨となり、河川の氾濫や浸水、土砂災害等による甚大な被害が相次いで発生しました。
 東北地方整備局理より、災害協定に基づきTEC-FORCE随行の要請を受け、岩手県岩泉町における被災調査を実施いたしました。

〇報告内容
 災害調査のため、9月4日、5日の2日間、TEC-FORCE(中部地方整備局 青島班)と共に被災状況調査を行いました。調査ではUAVを使用し調査対象箇所を空撮し、状況把握に努めました。
 4日はTEC-FORCE(中部地方整備局 青島班)と合流し、簡易的な打ち合わせを行った後、調査を行いました。この日は渓流、砕石場、森林部の3か所についてUAVで空撮し調査を行いました。道中、水田や畑には河川氾濫によって流された樹木や車両がいくつも見られました。
 調査終了後、国土交通省対策本部車にて調査報告及び翌日の調査に向けた打合せを行い、1日目の調査は終了となりました。
 5日は調査箇所に向かう道が全面通行止めであったため、一度引き返し別ルートの選定を行いましたが、調査箇所に向かうのは困難だと判断し、岩手県岩泉役場にて緊急要請の待機となりました。日暮れが近づきUAVの撮影が難しくなってきたため、東北地方整備局、中部地方整備局TEC-FORCEとの連絡、指示事項の確認後、2日間の調査終了となりました。