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令和6年7月 秋田大雨災害対応報告

令和6年7月大雨(秋田県・山形県)災害に係るTEC-FORCE随行報告

【(一社)東北測量設計協会 災害協定に基づくTEC-FORCE随行】
〇期間:令和6年7月30日~8月4日
〇場所:秋田県由利本荘市

〇概要
 令和6年7月24日からの梅雨前線に伴う大雨により災害が発生し、山形県や秋田県を中心に激しい降雨となり、24時間雨量は多いところで400mmを超過するなど各地で観測史上1位の降水量を記録しました。
 そのため、直轄管理河川や県管理河川等において、堤防決壊や橋梁の崩壊、堤防越水、溢水等による浸水被害が発生しました。
 東北地方整備局より、災害協定に基づき、TEC-FORCE随行の要請を受け、所管施設等のUAVによる被災調査等を実施いたしました。

〇報告内容
 7月14日の記録的な大雨による災害調査のため、7月30日から8月4日までの6日間、TEC-FORCE先遣隊(岩手県河川国道事務所 井戸班)と共に被災状況の調査を行いました。調査では、必要箇所をUAVで飛行し、状況把握に努めました。
 30日は移動と顔合わせを兼ねた打ち合わせを行い、翌日の31日からTEC-FORCEに随行して調査を開始しました。最終日の4日には、調査結果の報告書(ルート図作成等)の資料を作成し、調査が無事に完了しました。
 調査対象は前述の3地区における道路20路線および河川19路線であり、車両で移動しながら調査を行いました。土砂などで人や車が立ち入れない箇所については、UAVを使用して上空から鳥瞰写真や動画を撮影し、被害状況を把握しました。
 調査期間中、大きな天候の崩れや事故もなく、TEC-FORCE先遣隊と連携して、安全に注意を払いながら無事に作業を終えることができました。